登録ユーザー数 1347人

クスノキ精油の効果・効能・使い方

クスノキ

日本人にもお馴染みの樹木クスノキから採取されるのが、「クスノキ精油」です。
「樟脳(しょうのう)油」や「カンファーオイル」など、さまざまな呼び名でも知られています。
具体的にどのような精油で、どういった作用が期待できるのでしょうか。
クスノキ精油について、基本データからおすすめブレンドまで、詳しく解説します。

クスノキ精油で覚えておくべきポイント

1.シャープでスッキリとした香りは、ストレス解消&集中力アップに役立つ!
2.呼吸器系の不調改善のお供として
3.抗菌作用&抗炎症作用で、ニキビ予防にもおすすめ!

基本データ

学名Cinnamomum camphora
科名クスノキ科
主な産地日本、台湾、中国、ベトナムなど
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位樹木
主な含有成分オキサイド類(1.8-シネオール)
モノテルペン炭化水素類(リモネン、α-ピネン、β-ピネン)
モノテルペンアルコール類(α-テルピネオール)
ケトン類(カンファー)
香りの特徴成分カンファー
(鼻の奥をつくような、フレッシュでシャープな清涼感ある香り)
主な作用リラックス作用、集中力向上作用、血行促進作用、抗炎症作用、呼吸器系の不調緩和作用、防虫作用など

どんな時にクスノキ精油を選ぶ?

日本では古くから「樟脳(しょうのう)」という名称で、防虫剤に用いられてきたクスノキ。
その香りに馴染みがある…と感じる方も多いのではないでしょうか?
クスノキ精油が持つ、心や体、そして肌への作用をまとめます。

(心への作用)
1.リラックス作用
深みとスッキリ感のある香りのクスノキ精油は、心を落ち着けて不安を取り除く効果が期待できます。
ストレスや緊張など、興奮した神経に働きかけ、リラックス状態へと導いてくれるでしょう。
また、ヒステリーやパニックを抑える効果も期待できると言われています。

2.集中力や認識力の向上作用
クスノキ精油の香りの特徴は、スッキリ感の中に刺激を感じることです。
この刺激の働きで、脳が活性化すると言われています。
古代ヨーロッパでは、クスノキ精油を「気付け薬」として使っていたそう。
仕事のやる気が出ないときや、集中力が持続しない場面にもおすすめです。

(体への作用)
1.呼吸器系の不調緩和作用
クスノキ精油は、鎮咳・消炎作用を持つとされています。
また鼻づまり解消の効果もあり、呼吸器系の不調緩和に役立つと言われています。
キャリアオイルで希釈した上で、背中や胸にマッサージしながら塗布するのがおすすめです。

2.血行促進&抗炎症作用
全身の血行を良くする効果、炎症を鎮める作用があると言われています。
肩こりや筋肉痛、リウマチなどによる、辛い痛みの緩和が期待できるでしょう。

(肌への作用)
1.抗菌&抗炎症作用
クスノキ精油は抗菌作用や抗炎症作用が期待できるため、ニキビの改善や予防に効果が期待できます。
また、日焼け後のスキンケアにもおすすめです。

2.皮脂分泌調整作用
クスノキ精油には、皮脂分泌バランスを整える効果もあると言われています。
特に、皮脂分泌量が多い脂性肌の方におすすめです。

ブレンドすると相性のよい精油

クスノキ精油と相性の良いエッセンシャルオイルは、レモンバームやラベンダー、カユプテなどです。
クスノキはさまざまな系統の精油と合うため、ブレンドによってガラッと異なる雰囲気を楽しめるという特徴があります。

例えば、柑橘系のレモンバームと組み合わせれば、樹木系の強い香りの中にシトラスの爽やかさを楽しめるでしょう。
ラベンダーなどのフローラル系のエッセンシャルオイルは、華やかな雰囲気をプラスしてくれます。
カユプテは同じく樹木系のエッセンシャルオイルですが、清涼感の中にある甘酸っぱさが特徴的です。クスノキ精油特有の強さを緩和し、より親しみやすい香りに仕上げてくれるでしょう。
このほかにも、バジルやカモミールとも相性が良いと言われていますので、ぜひ試してみてください。

どんな時にクスノキ精油を選ぶ?

クスノキ精油を使用するのにおすすめのタイミングは、ストレス性の不調が気になるときです。ストレス性の頭痛や不眠に悩んでいる、漠然とした不安感がぬぐえない、という方はぜひクスノキ精油を試してみてください。
深い樹木系の香りが心をリラックスさせ、クスノキ精油ならではの刺激が気持ちをスッキリさせてくれるでしょう。
精神的な影響を受けるとお腹に不調が出やすい方にも、クスノキ精油はおすすめです。
とくに、下痢や過敏性腸症候群などに効果が期待できるとされています。

またクスノキ精油が持つ血行促進作用や抗炎症作用は、私たち現代人が抱えるさまざまな悩みを解決へと導いてくれます。
たとえば辛い肩こりや腰痛、また頑固な冷え対策にもおすすめです。

クスノキ精油の使用上の注意・禁忌事項

1.注意事項
使用量が多いとけいれんや嘔吐を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
クスノキ精油はホワイトカンファー、イエローカンファー、ブラウンカンファーと種類が分けられていますが、アロマテラピーに使えるのはホワイトカンファーのみです。

2.禁忌事項
子どもや妊娠中の方、喘息やてんかんを患っている方は使用できません。

クスノキ精油の価格

クスノキ精油の価格は、ブランドやグレードによっても異なりますが、通常グレード 10ml:1,500円~3,000円程度 が相場です。
エッセンシャルオイルの中では、比較的手ごろな価格で入手できると言えるでしょう。
関連記事
クスノキ | 商品 | 口コミ
和精油の種類| ブランド
100種類のアロマ精油|効果・効能一覧

【免責事項】

アロマテラピーは医療ではありません。精油の効果効能や心身の不調改善を保証するものではありません。事故やトラブルに関して Message from Aroma では責任を負いかねますので、あくまで自己責任にてのご使用をお願い致します。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様やペットにご使用する場合や、アロマ精油の使用にご不安のある方は、アロマテラピー専門家や専門医にご相談をお願いします。当サイトでご紹介しています「アロマテラピー協会」「アロマ教室」などで確かな知識を身に着け、事故のなきよう、アロマテラピーを楽しんで下さいね。

データ処理中

約5秒後にページが再読み込みされます