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国産アロマの魅力をたっぷりご紹介します。
「和精油」という言葉をご存じでしょうか。豊かな香りで気持ちをリフレッシュさせるエッセンシャルオイルの中でも、国産の和精油には、日本人にとってさまざまなメリットがあります。
そこで今回は、和精油の魅力やおすすめの香り・ブランドなどについてご紹介します。懐かしくやさしい香りに癒されたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
和精油とは、国産のエッセンシャルオイルのことで、以下の2項目を満たした精油を指します。
日本料理で活躍するユズや、日本固有のスギ、ヒノキなどが有名です。そのほかにも、以下のような和精油が全国で作られています。
このような和精油の香りを嗅ぐことで、気持ちをリラックスさせたり、身体のさまざまな不調を改善させたりする効果が期待されています。
和精油には、外国産のエッセンシャルオイルにはないさまざまなメリットがあります。ここからは、和精油の魅力についてご紹介します。
和精油の大きな魅力は、その香りの心地よさです。ユズやヒノキの香りは日本人にとってなじみ深く、どこか懐かしく温かい気持ちにしてくれます。
「身土不二(しんどふじ)」という考え方をご存じでしょうか。この言葉は、土地(土)と身体(身)を切り離すことはできない(不二)という意味です。つまり、小さい頃から暮らす土地で作られた食べ物が、健康のためにいいことを示しています。
この考え方は、食べ物だけでなく、香りにも当てはまります。日本人になじみ深い和精油の香りは、気持ちのリラックス効果を高めるとともに、より効果的に身体の不調にアプローチできると考えられています。
和精油は、国産であるという安心感を抱かせてくれる点も魅力です。和精油の原材料は、国内で栽培または自生しているものが使用されています。また、抽出から製造に至るまで、すべて国内で行われているのが特徴です。
国産だからこそ生産者の顔が見えやすく、品質へのこだわりが消費者に伝わりやすい特徴があります。こうした意味でも、国産の和精油は、心地よさや安心感をもたらしてくれる存在です。
和精油は日本の自然から作られる商品なので、各地域の林業の復興や地域活性化につながる点も魅力です。たとえば、規格外の果物や廃棄されていた間伐材を和精油の原料として活用したり、地元の特産品を使用したアロマの商品を展開して、まちおこしを盛り上げたりする動きが見られます。
和精油の使用は。まさに地産地消であり、地域ごとの魅力をアピールできるアイテムとしても、注目を集めています。
和精油には、さまざまな香りの種類があります。ここからは、おすすめの和精油と、期待できる効果についてご紹介します。
建築材やヒノキ風呂などで、日本人にとってなじみ深いヒノキは、温かくほっとするような香りです。ヒノキには、気持ちをポジティブにしたり、落ち着けたりするリラックス効果が期待できます。
また、抗菌作用もあるので、消臭や掃除の目的で、ヒノキの和精油を使用するのもおすすめです。お風呂に数滴入れれば、入浴剤として、ヒノキ風呂の気分を楽しめます。
味噌樽や酒樽などで使用され、昔から日本人にとってなくてはならない存在のスギは、さわやかでやわらかい森林の香りです。森林浴効果やリラックス効果が期待でき、気持ちをすっきりさせたいときに適しています。
神社の御神木などとして日本人に愛されてきたクスノキは、すっきりとした香りが特徴です。気持ちのバランスを整える効果が期待され、落ち着きを取り戻したいときや、気持ちを切り替えたいときなどに適しています。
また、防虫効果も期待できるため、クスノキの和精油をウッドチップに含ませれば、防虫剤としても使用可能です。
クロモジは、高級爪楊枝や化粧品、香水、石鹸などの香料として長く使用されてきました。さわやかな香りから甘い香りへと移り変わるのが特徴です。
クロモジの香りには抗不安作用があるとされており、心をリフレッシュさせたいときや、気持ちを安定させたいときなどにおすすめです。
柚子湯や柚子茶など、日本人になじみ深いユズの香りは、懐かしく温かい気持ちにさせてくれます。
気持ちを落ち着けて睡眠の質を高める効果が期待されており、不安感や寂しい気持ちのあるときにおすすめです。また、血流をスムーズにして身体を温める効果も見込めるため、冷え症にお困りの方にも適しています。さらに消化器系を活性化させるため、便秘の解消にも効果が期待されています。
ハッカ飴などで有名なハッカは、さわやかで鋭い香りです。さわやかさとともに甘さもあるため、気分転換やリラックス効果が期待できます。
また、呼吸器系の働きを整える効果も期待されているので、鼻づまりや咳が気になる方にもおすすめです。さらに防虫効果や消臭効果も見込めるため、さまざまな用途で役立ちます。
九州南部や沖縄など、温暖なエリアで育つゲットウは、清涼感のあるさわやかな香りです。気持ちを前向きにし、ストレスや不安感を鎮める効果が期待できます。
また、去痰作用や抗菌効果も期待できるため、花粉症や鼻づまりにお悩みの方は、マスクに数滴含ませるのがおすすめです。
食用や薬用として日本人に愛され続けるショウガは、外国産よりも日本産のほうがやわらかく、温かみのある香りです。モチベーションを上げたいときや、元気を出したいときに適しています。
また、血流をスムーズにして身体を温める効果も期待できるため、疲労や冷え症にお悩みの方にもおすすめです。
北海道の代表的な樹木として知られるトドマツは、厳しい寒さの中でも生き生きとした葉を茂らせるため、生命力を象徴する存在とされてきました。そんなトドマツの凛とした香りは、気持ちを元気にしたりリフレッシュさせたりする効果が期待できます。
和歌山県の高野山で、霊木として神事に使用されてきたコウヤマキは、深みとさわやかさが織りなす重厚な香りです。コウヤマキに含まれている「セドロール」と呼ばれる成分は、副交感神経を刺激して、気持ちを落ち着かせる効果が期待されています。
ストレスが溜まっているときや、睡眠の質が落ちていると感じたときにおすすめです。
日本の食生活で重要な役割をはたすシソは、漢方薬としても活躍する植物です。すっきりとしたさわやかな香りが特徴で、シソに含まれるペリラアルデヒドと呼ばれる成分には、抗菌作用が期待されています。
シソは食中毒の予防としても適しているほか、気持ちを軽くする効果も期待されているため、疲れが溜まっている方にもおすすめです。
サンショウは、料理のアクセントとなる調味料としても有名で、キリっとしたスパイシーな香りです。やる気や集中力を高める効果が期待できるので、仕事や勉強などでモチベーションを高めたいときに適しています。
また、蚊よけ効果も見込めるため、玄関や網戸の周辺にスプレーするのもおすすめです。
青森ヒバは、秋田スギ、木曽ヒノキとともに、日本三大美林のひとつに挙げられます。上品で清々しい香りが特徴で、気持ちを落ち着かせたり、神経を鎮めたりする効果が期待できます。
また、抗菌性の高い「ヒノキチオール」と呼ばれる成分を含んでおり、高い抗菌効果が見込まれる点も特徴です。日本固有の植物として、農業や食品、医療など、さまざまな分野への活用が模索されています。
和精油ブランドの中でもとくにおすすめのブランドは、以下の5つです。
いずれのブランドも、日本国内でこだわって作られた高品質の和精油を取り扱っており、香りのバリエーションも豊富です。それぞれのブランドについては、以下のページでより詳しくご紹介しています。気になる方は、ぜひご覧ください。
今回は、和精油(国産アロマ)の魅力やおすすめの香りなどについてご紹介しました。日本で育つ植物から作られる和精油は、日本人にとってなじみやすい香りが特徴です。どこか懐かしく温かい和精油の香りを楽しみながら、気持ちをリフレッシュさせましょう。
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