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和歌山県は「和精油」の原産地(人気急上昇の国産アロマ)

高野山

和歌山県で生産されている和精油(国産精油)をご紹介します。

【和歌山県】

近畿地方南部に位置する県で、南側は太平洋に面しています。山地が大部分を占めるため、「木の国」と呼ばれていました。

■観光名所:高野山、熊野古道、白浜(アドベンチャーワールド)

■県花:うめ / 県木:うばめがし

 

(和歌山県で注目の和精油)

世界遺産:高野山に自生する「高野槇(こうやまき)」から採れる精油です。スピリチュアルなパワーもありそうですね!(JALファーストクラスのおしぼりの香り付けに使われているそうです。)

■和歌山県はミカンの生産が盛んであることから「柑橘系」の精油が製造されています。その中でも注目するは「じゃばら」です!花粉症に効果があると人気を集めたじゃばらの精油にはどんなパワーがあるのでしょうか。気になりますね。

 

残念ながら、県花である「うめ」の精油は製造されていないようです。梅干しで有名な和歌山県なので、うめから採れる精油をぜひとも製造して欲しいものですね。

掲載写真引用元:わかやま観光 | 和歌山県公式観光サイト | 和歌山県公式観光

高野槇(こうやまき)精油

こうやまき

和歌山県を原産とする高野槇(こうやまき)から採れる精油は、フレッシュな森林系の香りでとても人気があります。高野槇はコウヤマキ科(かつてはスギ科)に属する樹木で、かつては日本国内だけでなく、アメリカやヨーロッパなどにも分布していました。しかし現在では海外の高野槇はすべて絶滅しており、高野槇は日本の固有種となっています。

高野槇には、高いリラックス効果があります。ストレスやイライラする気持ちを静めてくれたり、興奮した神経の高ぶりを鎮めてリラックスさせることができます。その他にも、自律神経や体内環境を正常な状態へと近づける作用があるため、食欲不振や不眠を改善したり、免疫力をアップして感染症予防対策としても効果的です。

高野槇は樹木系のエッセンシャルオイルなので、ブレンドする際には他の樹木系やハーブ系と合わせるのがおすすめです。また入眠前の香りとして楽しむなら、ラベンダーなど甘みが少ないフローラル系精油とブレンドすると良いでしょう。

学名Sciadopitys verticillata
科名コウヤマキ科
主な産地和歌山県
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位枝葉 もしくは 葉
主な含有成分モノテルペン炭化水素類(α-ピネン、ミルセン、リモネン)
モノテルペンアルコール類(テルピネン-4-オール)
香りの特徴成分
主な作用リラックス作用、抗菌作用、デオドラント作用

じゃばら 精油

じゃばら

「じゃばら」というフルーツはご存知ですか?レモンと夏みかんをコラボさせたような形をしているじゃばらは、幻の果実と呼ばれている柑橘系フルーツです。和歌山県にはじゃばらの生産農家がたくさんあり、その中にはアロマオイル製造のために栽培している農家もあります。アロマオイル製造には、じゃばらの皮の部分を使うため、少しでも体に良いオイル製造のためにと無農薬で栽培している農家も少なくありません。

じゃばらから作られた和精油は、柑橘系独特の爽やかな香りを持っているのが特徴です。しかし甘みは少なく、どちらかといえばビターな香りが強めですが、他の柑橘系精油やハーブ系精油との相性も良く、ブレンド精油としても人気があります。単独で使うと、さっぱりとした爽快感を得ることができます。

このエッセンシャルオイルには、高い消臭作用に加えて、殺菌作用もあります。来客前の消臭や、車の中の消臭剤として使っても良いですし、花粉症などでモヤモヤする時に使うと、スッキリとした気分になれるでしょう。

オレンジ(柑橘系)精油

和歌山県は、国内でも有数のオレンジの産地です。穏やかで温かい気候の中で栽培される和歌山県産のオレンジは、潮風を受けながら育ち、自然によって引き出される甘みと香りが最高の逸品だと定評があります。そんなオレンジを使って製造するエッセンシャルオイルは、果皮を独自の製法でたっぷりと搾り取り、柑橘系の国産アロマとして人気があります。

オレンジには精神をリラックスした状態にしながらも、上向きに明るくしてくれる安定剤的効果があります。緊張やイライラをほぐしながら精神状態を落ち着けてくれるので、ストレス解消などにも効果的です。

柑橘系のオレンジ精油は、レモンやグレープフルーツなど他の柑橘系エッセンシャルオイルとの相性はバツグンです。その他にも、高いリラックス作用を持つラベンダーなどとも相性が良く、お互いの香りの相乗効果を楽しめるでしょう。

山椒 精油

山椒

和歌山県で栽培される和漢のエッセンシャルオイルには、山椒もあります。山椒はミカン科のサンショウ属に属する植物で、アロマオイルには果皮や種子を使います。完熟した山椒は食用として適していますが、完熟する前に収穫し、水蒸気蒸留法などによってエキスを抽出されたものは、国産の和精油として人気があります。

山椒の香りは、スパイシーでピリッとしているのが特徴です。含まれている成分の中には、バラに含まれている成分と共通するものもあり、華やかなフローラル系の香りを引き立てる役割も担っています。甘みを抑えた香りなので、さっぱりした香りが好きという人にもおすすめです。

山椒のアロマオイルには、自律神経のバランスを整えたり、体を温める作用があります。冷え性で悩んでいる人や、イライラしやすい人にとっては、山椒のエッセンシャルオイルを使うことによって、気分がスッキリできたり、体温も高まってポカポカに感じられるでしょう。

学名Zanthoxylum piperitum
科名ミカン科
主な産地和歌山県、飛騨高山
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位果皮
主な含有成分モノテルペン炭化水素類(β-フェランドレン、リモネン、ミルセン)
エステル類(酢酸ネリル)
テルペン系アルデヒド類(シトロネラール)
香りの特徴成分
主な作用去痰作用、消化促進作用、抗菌作用

スギ 精油

和歌山県


スギと言えばスギ花粉をイメージする人は多いでしょう。そのため、エッセンシャルオイルとしてのスギも、もしかしたら花粉症が悪化するのではないか(?)と心配する人は少なくありません。しかしエッセンシャルオイルとしてのスギは、花を使わないため、花粉症との関係はありません。スギの木が持つ爽やかな香りによって、心を癒すことができます。

スギとよく似た香りにはシダーウッドがありますが、シダーウッドはマツ科の植物なので、スギとは異なります。スギの香りは、ミドルノートで森林浴をしているような爽やかな香りが高く、他のエッセンシャルオイルとも香りの相性がとても良いという特徴があります。

スギのエッセンシャルオイルには、自律神経のバランスを整える作用があります。また体をリラックスさせる作用もあり、寝る前に使うと安眠効果が高まります。防虫抗菌作用も高く、虫や細菌を寄せ付けない作用も期待できるでしょう。

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♦Message from Aroma より

「アロマオイル」という表現についてですが、「エッセンシャルオイル」や「精油」の同義語として把握されている方が多いことから、「Message from Aroma」では、 「エッセンシャルオイル」や「精油」 の俗称として「アロマオイル」 という単語を使わせて頂いております。ご了承お願い致します。

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